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ひとりひとりの力なんでしょうね [カナダ]

有名なFowler Kennedy Sports Clinicにて理学療法室の臨床見学をさせてもらいました。写真は撮れないのでありませんが、リーダー格の理学療法士の治療見学と治療後の話をさせてもらいました。それ以外のPTの治療も見せてもらいました。何故か現場のPTの顔には親しみを感じます。治療見学しているうちに不思議なことに何故か日本の病院(北海道かな)にいる感じになりました。個々の話はできませんが、再確認はできました。「国ではない。やっぱりひとりひとりの能力」なんだということです。どこの国の理学療法が優れているとか優れていないとかいうのは、もう無いんです。あまりにも「ど当たり前」なのですが、これを確認するだけでも来た甲斐はあります。今まで行ったどの国でもそうでした。誰がどうやっているかが大事なんです。数年前に陸上の室伏さんと対談させてもらったときに、彼は「日本人は技術は素晴らしいがシステムつくりが上手くない」と仰ったのが 頭を過ぎりました。やっぱりここでは日本の特徴を知るメリットがあります。もちろん良いところも悪いところも。また自分の位置を多少なりとも、鳥瞰図的に見る機会はあるように思いました。私のような低空の教養レベルですと文化、政治、宗教、歴史については言葉がなかなかでませんが、理学療法はどこでも理学療法なので、なんでこんな評価や治療やってんのーってのは会話が弾みます。臨床の魅力でもあります。 私のここに来た目的の、”これから何をするのか”についても、おかげ様で少し見えてきたように思います。やっぱりたとえ、人から何かを言われることよりも、怪しい段階(笑)でも新しいことをやらないといけないように思うんです。誰かがやったことをできるようになるだけでは・・・。
 どなたかこんな経験ありませんか。自分が五感を集中して使っているときには悩みが無いという経験です。数年前に気が付きました。理学療法評価であれば、主として視覚と触覚、自分の感覚であれば、これに加えて体性感覚に集中しているときには不思議と余計なことから解放されます。そして新しことが思い浮かんでくるまで待ってると、うまく言えませんが、”自分の成長”、”効力感”などを感じることができるときがあります。座っている椅子や空気にも親しみを覚えるような感じにもなります。インスピレーションに開くことができるといいことが起こるように思います。
 NHKオンデマンドで龍馬伝を再び全部見てみました。こういう人がいたことには勇気をもらえます。すべてが小さく見えてしまいます。47都道府県で最後に行った高知県で講習会で呼んで頂いて、初めて桂浜に行ったときや記念館で館長にまで挨拶もらったときに胸が高まりました。こういう風にまではできないまでも何かはしないと・・と思います。
http://www.fowlerkennedy.com/services/physiotherapy/

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帰る場所 [カナダ]

1週間連続の大学院生の講義にフルで参加させてもらい、弾丸トークで全身を耳にする時間を過ごしました。この講義は卒業直前の「PROFESSIONAL CONSOLIDATION」いうタイトルのもので将来の自分を考えさせるような内容の講義です。話し合いが多いインラタクティブ形式です。その中で担当教員の友人(ベテランのPT)が3名見えて、自分のキャリアについて話してくれました。転職のきっかけになった災難、病院の考えとのギャップ、家族、結婚についてなど。それに対して院生がする将来に対する不安の質問は、映画でも見ているようで迫力を感じました。40代のPTが今でも患者を見るときに怖くて震えるときがあるんだ、そういう感覚は大事なんだ。皆はこれから初めて患者担当するんだから、最初からうまくいかなくていいんだ・・・(ただ半分くらいしかわかりませんでしたが)。皆さん、この仕事はいい仕事だと誇りを持っていることを感じました。事業主になる場合と雇用される場合でどのように経済的状況が異なるのか、ファイナンシャルプランナーのレクチャーがあり、キャッシュフロー、クレジットスコアなどの話を聞きました。その後、オンタリオ州のアドバイザーPTが来られて、免許の話になり免許維持については日本と似た部分も多かったのですが「何もしないと登録者から除かれる」システムは日本より厳しいと感じました。また患者さんとの人間関係の作り方やソーシャルメディアの注意点など最近の問題は共通していました。面白かったのは「臨床指導者として持つべきコンピテンシー」の講義で、日本の臨床実習指導者の方へ持つイメージとこちらの学生が臨床実習で感じたことはほぼすべて共通していると感じました。流石に職種というのは侮れませんね。逆にもうちょっと違うのかと思いました。話題によってこちらの理解度が全く異なるのは知識や経験による準備状態によることがよーくわかりました。自分で守備範囲を決める重要性なんですかね。
先週からKindleで毎日1冊読破を課すようにしております。苫米地英人さんと堀江貴文さんの書籍を1日違いで読んだおかげで共通点が浮き彫りになりました。いかに自分だけの幸福を見つけ、追及するか、ひとつのことに無我夢中になろう。やりたいことをやるから、集中力も生産性も上がるのである。ゴールを目指せということです。二人の風貌から意外な感じもしましたが、意味のない感情に左右されるな。抽象度を上げていくことで自己中心であることから解放される。ということには完全に同意いたします。
 例えば、このWestern大学大学院には本当に多くの国から若者がきています。カナダの移民への太っ腹政策もあるのでしょうが、ある国からきている院生に聞いたら「国には帰りたくない」と言っていました。「ああこれは、私とは異なる感覚だ」と思いました。私には日本人の慣習が染みついてこの感覚にはなれないし、日本の理学療法の減速を憂う気持ちもあります。そういう意味では私はグローバルではないなと思いました。でも日本の若者はますます海外に出なくなっていると聞くし、小さなコミュニティばかりでの勉強会などに参加して、新しいものを作ろうというような気概はあまり感じられない。流行りに左右されて動かされる姿はこの二人の指摘と一致するように思うんです。若い人には、システマティックレビューも大事かもしれないけど、色々わからないことだらけのことを解決するためには、小さな資格を取ることよりも、「新しいことを創ったり考えたりする」人になって欲しいな って思ってしまいます。自分の国には帰りたくない、帰れないと思うような、退路を断つ考えは安全な日本のPTには考えにくいのでしょうかね。年寄の譫言でしょうか。
 写真は図々しくも島川先生のお住まいにお邪魔したときのものです。先生のお住まいは綺麗で素敵で奥様の料理も美味しかったです。奥様はスポーツをたくさん手掛けてきた元アナウンサー。一瞬夢を見たような感じでした。安いUberで帰った自分のアパートで現実に引き戻されました。スーパーにも老眼鏡もっていかないと細かい字が見えず、老眼で牛肉とラム肉を読み違え、臭いカレーライスを作って息子から文句を言われました。58歳なんとかやっております。
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第2回SKYPE [カナダ]

文京学院大学 理学療法学科の卒業生の皆様へ 続きをします。
第2回目の時間を設定させていただきます。7月8日、15日(日曜日)日本時間午前9時から10時あるいは10時から11時。何か話がある方募集します。 1対1だと緊張すると参加者から言われたのですが、1名でなくても、2名でも3名でも結構です。将来相談などはもちろん結構です。よろしければ、Fcebookメッセンジャーかメールで連絡お願いします。大きな話でなくて一向に構いませんです。

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卒業生の相談Skype [カナダ]

文京学院大学 理学療法学科の卒業生の皆様へ
卒業後の毎日はいかがでしょうか。卒業生との会合(仕事と人生)を毎月持っていましたが、それがこちらではできないため、卒業生と話をするSkypeを始めようと思います。卒業までに話ができなくて、卒業してからな なんて言っていましたが、一向にできず、おまけに私は今カナダにおりますので場所を合わせることができません。でもSkypeならできるなと思い立ちました。大学院ゼミやDMM英会話で現在もSkypeは活用しておりますので、これで話ができればと考えたちました。
 臨床や将来の悩みなど中身は何でも結構ですが、1時間としたいと思います。またこちらと日本では13時間の時差がありますため、こちらの土曜日夜、日本の昼の2時間としたいと思います。こちら土曜日夜20時から22時、日本では日曜日午前9時から10時あるいは10時から11時という時間になってしまうのですが、何か話がある方募集します。卒業生に役に立つかどうかは今のところ不明ですが当面、6月17日、24日で始めます。レスポンスなければ早期に止めるつもりです。そういう方いらっしゃったら、とりあえず、PC-インターネットでお願いします。文京学院大学 理学療法学科卒業生ならどなたでも大歓迎です。
方法は fukuiben@gmail.comの@を小文字に変えて、メール下さればSkypeID連絡します。
よろしくお願いします。
さて、追加です。24日はまだ空いてますが。2名同時でも一向にOKです。是非ともどうぞ
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島川先生と食事 [カナダ]

ここLONDONで今日は貴重な体験をさせて頂きました。Fowler Kennedy Sport Medicine Clinic で日本から研修をされに来られている整形外科医の島川先生と食事をご一緒させて頂きました。先生のご経歴や体験の話をお聞きし、日本語を久しぶりに長い間使うこともできました。先生はカナダだけではなく、いろいろな国に行かれ、日本を海外から客観的にみられるお話をお聞きすることができて、本当に良かったです。3か月のお子様を連れてこられたのは信じ難いことですが奥様のご理解、忍耐力(笑)は本当にすごいと思いました。スポーツドクターとしてこれから日本になくてはならない存在になられると思いました。本当に楽しかったです。先生がご帰国される前に今一度是非ともお話しできる機会があればと思っております。どうでもよいことですが、写真の私のポーズが銭湯の風呂上りに牛乳飲む姿になってしまっております。大失敗。美味しい韓国料理を頂きました。村上先生ー。島川先生にお会い出来ましたよーーー。日本のPTの方々、是非島川先生に友達申請を!
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INPUT [カナダ]

この4年間、管理職のためになかなかできなかったINPUTの作業。これがこちらにきてできるようになり、嬉しく感じています。「読書」カナダにきてからは、“自分の気持ちのコントロールに関するもの“をKindleで読むようになって(Kindleが今回ほど便利だと思うのもはじめてです)、自分の新しい感覚に気づくように思います。毎日初対面の方と会うわけですが、日本とは違う距離感が最初のうちちょっとしたストレスだったのが、“そういうこともありますよね”という感じにはなってきました。それは捉え方が大きいように感じます。要するに“起こることとその捉え方は違う”ということの実践版とでもいうのでしょうか。「そんなことを思っていると、今読んでいる本に何かしら書いてある」というようなことも出てきたりします。教員として学生や卒業生の相談をしているときに、何度も何度も繰り返し言ってきたことなのに・・。自分に染み込ませている段階なのかなと思います。草薙龍瞬さんが面白いです。それから今はやりの“定年退職(笑)”関連書籍、大杉潤さんの中にもBigwordsがありました。「もう人生この期におよんで他人のことは気にしなくてもいいではないか」いいですねーこれー。「研究関連のe-learning」をするようになって思うのは、“正確に知らない”ことがあまりにも多いことです。そのため「そっかー」が毎日ありまして、どうせまた忘れるとは思いますが、脳細胞の刺激はしております。
「英語」全くこいつにどれだけ力を注いだかわからないのに、聞き取れていないことが山のようにあります。今のところの結論は王道はなさそう。一番苦手な、“毎日こつこつ”しかない。ということで、「脚下照顧;足元を見て一歩ずつすすむ」というのが如何にすごくて力強いのかということを強く感じております。写真は、海外初体験の床屋のおじちゃんとのショット、週末にレンタカーで行ったヒューロン湖の写真です。完全に海に見えますが湖です。
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動作解析Lab見学 [カナダ]

今週は、Western大学内にあります、Fowler Kennedy Sport Medicine Clinicおよびその中にあるWolf Orthopaedic Biomechanics Lab の見学をさせて頂きました。動作解析装置にはオランダ製のVRトレッドミルシステムが入っていました。日本でデモを一度見ただけでしたが、これはすごいんですよ。Treadmill自体でGRF計測できるため、あっという間に100歩分なんてとれてしまいます。これはカナダでも2台しか入っていないということでした。通常のGait Lab自体は、日本と機器が異なるだけでしたが、羨ましかったのは大学院修士、博士課程の人的豊富さと診療施設内にあることでした。本学のように夜だけの大学院はどうしても何かが足りなくなってしまうなあとため息をこらえつつも、下支えする研究費の違いに唖然としました。それは自分の責任かと気を取り直し膝OAのRCTの研究の見学をさせてもらいました。ひとりのOAの患者さんには「(ニヤッとしながら)ここの冬を経験した方がいいよ。マイナス30度経験できるよ(笑)」人の好いハンサムなヘイデンという若いお兄ちゃんとクリスティーンという美人の2名の研究員の方に助けられました。また雑談ですが、彼らはPhDとっても、これからの自分の将来については、みんないろいろな可能性を探りますね。日本では学部卒業するとどうしても仕事について適性を考える時期がないのはこちらの方が良いかなあ。なんか今週はカナダのいいところにちょっと羨ましい感じがしました。こんなところで若いうちに1年でも過ごすことができたら、日本のPTも多少世界観変わるのではないかと思いました。来週は日本の良い所を報告したいと思います。
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29年前 [カナダ]

29年前になったんですね。天安門事件があってから。ちょうど今までの人生の半分にあたります。あの時私は北京、それも天安門から近い場所におりました。リハセンター設立の人材育成の仕事でした。日本政府が邦人全員帰国の判断で最後に飛ばした3便のひとつで帰国しました。今日ニュースでそれを知り、カナダで「これからできること」を考えている自分に、「何やってんだ。やることがあるだろ!」と言われた気がします。

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麺を食べるには [カナダ]

麺を食べるには
こちらオンタリオ州ロンドンには、遠くにまでいかないと日本食材がありません。そして高額だったり、品物が少々信頼できません。どころが、なぜかそこに麺つゆがあったのです。ところが蕎麦やうどんはありません。あるのはスパゲティ。ということで、スパゲティを倍の時間ゆでれば、触感が細麺のうどんに近くなるのではないか、とアホな発想で倍の時間茹でてみました。しかあし、不安の予想通り、うどんにはなりませんでした。なるわけありません。でも麺つゆでスパゲティを食べることはできました。一口目を食べた後は子供と顔を見合わせて、「んー」。しかあし、前回課題だったご飯は、多くの方の助言により少しずつコメ自体の浸水で改善しました。でも最も効果的なのは米に勝つ味を和食でつければよいのだという安易な発想へと進展しました。つまり、カレーライス、チャーハン、炊き込みご飯のようなものなら米の味がわからないままに食べられる、勝つ食材なのではないか。これは成功しました。今のところ、ジャガイモによく似たものと人参、玉ねぎは大体日本と同じなので、これに安い肉を入れてそして、カレーライスをあるいはチャーハンにあるいは、サバかイワシかツナを入れて麺つゆ入れれば、米に勝つように思うようになりました。そこで週末にトロントまで行けば、日本食材が色々あると聞き、出かけてまいりました。びっくりしました。ここなら何の不便もありません。でも料理に詳しい方是非ご助言をください。カナダにワーホリで来ていた数名の教え子は何を食べて生きてたんでしょうか。でもトロントやバンクーバーなら困らないのでしょうね。Londonではめったに日本人には会いませんが、トロントでは観光地だけあって一杯見かけました。やっと自動車免許の書き換えもここで完了して、プチ観光も行いました。この少々の苦労を打開することが大事なのかもしれませんね。
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学部ニュースに掲載していただきました。 [カナダ]

こういうやつがきてますよ。というだけの紹介です。
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