とびらを開け！！新入職の方へ [理学療法]
PTジャーナルとびらから
坂本竜馬の人気の秘密は身分や陰湿さを嫌い、おおらかさや創造性にあると言われている。物事を明るい方向に持っていくにはどうしても創造性が必要である。
新人や学生に「自信をつけたいかどうか」尋ねると、多くの人は「そうだ」と言う。ところが、新人は「どのように自信をつければよいのか」がわからないでいる人が多いように思う。研修会に多く顔を出すことや、大学院にいって「何か」を掴もうと足掻く。ここにも創造性が必要である。
『世に生を得るは事を成すにあり』と竜馬は言ったというが、無理やり理学療法に当てはめられないことも無かろう。「事」は自分にとって何なのか。事を成すためには、何かをしなくてはならない。「自分」の存在感のために、人と少し違うことができるようになる必要があると考えて、講習会に赴くが3日坊主になってしまう。では何を・・と考えているうちに臨床5年経ちました。「こういうことをしようと思っています」と言ってまだやらないうちに臨床10年経ちました。新卒の時には考えなかった、「流されていく」のである。
私自身新卒の時には莫大な時間に様々なことができるに違いないと思っていた。そうやって毎日過ごしているうちに、50歳を過ぎて改めて思った。「無限に時間がある訳ではない」と。しかしながら逆に「事」が決まり、そこに没頭できる人は強い。この「事を決める人」には少し特徴があるような気がしてならない。ひとつは評価を他人任せにしないことのように思う。人にどう思われるかは他人が決めることだから。もうひとつは、「事」が自分以外のものに向いているのではと思う。
河辺で釣りをしている最中に居眠りをしてしまった老人に対して、風邪をひかないようにと自分の膝掛けを老人の肩に掛ける妻の行動には代償への期待が無い。この無償の行為対象が身近な人からそれ以外の人へと広がれば大器と言って良いであろう。器は自分には似合わないので「尻の穴」などと呼ぶことにしている。人間の大きさのことだ。善悪の行為の判断基準が曖昧になってもこの大きさは絶対的なものを持っているように感じる。「自分が正しいと判断する他人への行為」である。その逆は「他人の評価ばかりが気になる自分の利益」である。尻穴ゼロ状態である。創造性も皆無である。
人間の成長は決断の数と比例すると聞いたことがある。決断することが成長することなのだと。目標はとかく挫折するが、目標達成能力がある人は倒れてもすぐに起き上がる人であるらしい。それ故失敗にならないのがその理由だ。これも創造性である。竜馬は『俺は落胆するよりも次の策を考えるほうの人間だ』と言ったというが、今の自分の低い点数を眺めていても所詮始まらない。だから何歳になっても成長することが可能なのだ。
今年も春がきた。尻穴拡大作戦開始時期到来である。
坂本竜馬の人気の秘密は身分や陰湿さを嫌い、おおらかさや創造性にあると言われている。物事を明るい方向に持っていくにはどうしても創造性が必要である。
新人や学生に「自信をつけたいかどうか」尋ねると、多くの人は「そうだ」と言う。ところが、新人は「どのように自信をつければよいのか」がわからないでいる人が多いように思う。研修会に多く顔を出すことや、大学院にいって「何か」を掴もうと足掻く。ここにも創造性が必要である。
『世に生を得るは事を成すにあり』と竜馬は言ったというが、無理やり理学療法に当てはめられないことも無かろう。「事」は自分にとって何なのか。事を成すためには、何かをしなくてはならない。「自分」の存在感のために、人と少し違うことができるようになる必要があると考えて、講習会に赴くが3日坊主になってしまう。では何を・・と考えているうちに臨床5年経ちました。「こういうことをしようと思っています」と言ってまだやらないうちに臨床10年経ちました。新卒の時には考えなかった、「流されていく」のである。
私自身新卒の時には莫大な時間に様々なことができるに違いないと思っていた。そうやって毎日過ごしているうちに、50歳を過ぎて改めて思った。「無限に時間がある訳ではない」と。しかしながら逆に「事」が決まり、そこに没頭できる人は強い。この「事を決める人」には少し特徴があるような気がしてならない。ひとつは評価を他人任せにしないことのように思う。人にどう思われるかは他人が決めることだから。もうひとつは、「事」が自分以外のものに向いているのではと思う。
河辺で釣りをしている最中に居眠りをしてしまった老人に対して、風邪をひかないようにと自分の膝掛けを老人の肩に掛ける妻の行動には代償への期待が無い。この無償の行為対象が身近な人からそれ以外の人へと広がれば大器と言って良いであろう。器は自分には似合わないので「尻の穴」などと呼ぶことにしている。人間の大きさのことだ。善悪の行為の判断基準が曖昧になってもこの大きさは絶対的なものを持っているように感じる。「自分が正しいと判断する他人への行為」である。その逆は「他人の評価ばかりが気になる自分の利益」である。尻穴ゼロ状態である。創造性も皆無である。
人間の成長は決断の数と比例すると聞いたことがある。決断することが成長することなのだと。目標はとかく挫折するが、目標達成能力がある人は倒れてもすぐに起き上がる人であるらしい。それ故失敗にならないのがその理由だ。これも創造性である。竜馬は『俺は落胆するよりも次の策を考えるほうの人間だ』と言ったというが、今の自分の低い点数を眺めていても所詮始まらない。だから何歳になっても成長することが可能なのだ。
今年も春がきた。尻穴拡大作戦開始時期到来である。
2010-04-07 22:59
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コメント(6)
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文京を卒業して、理学療法士免許を持った社会人に無事なることが出来ました。
先生のこの新社会人へのメッセージは、大学四年間で先生から教わったキーワード全てですね。
他人へのエネルギー、尻の穴、反省は深く短く30病、人からの評価を気にしない、七転び八起き、鼻くそ、う〇こ(笑)……
これらのキーワードは、人生のキーワードです！
今のこの気持ちを何十年経っても忘れたくありません。初心忘るべからず。
明日も新人らしく、元気に頑張ってきます！
by 文京一期生渡邉純平 (2010-04-08 00:30)
純平へ
元気で遣っていることと思います。日々是成長ですから、特に患者さんの前は今できる精一杯のことをやっていってください。さらなる飛躍期待しております。！！！！！
by 尻穴 (2010-04-09 12:17)
読ませて頂きました。本当に今の自分の背中を押される思いです。ありがとうございます。
流されて流されて10年が過ぎました。限られた時間で自分の求めるものを見つけたいと思います。
他人の行動に釘を刺すような文句ばかり言って、他人の評価を気にしすぎて小さくなってては、創造性はないと気づきました。
自分の利益（みかえり）優先になるからおかしくなるのではないかと思います。
「無償の行為」の積み重ねが人間を大きくすると信じてます。
気づくのに10年かかりましたが、それはそれでよかったのでしょう。
1年目の気持ちに戻って自分のできること、しなければならないこと、やりたいことを模索しながら頑張ります。
昨日より今日、今日より明日、成長している自分でありたいです。
by 広島の小さい尻穴 (2010-04-11 07:54)
お久しぶりです。まだ始まって１週間ですが毎日たくさんの事を感じながら生きてます。
患者さんのために自分に出来る事を一生懸命やるというシンプルなことは曲げないようにしています。尻の穴がでかい人間になっていけるように１日１日を大切にしていこうと思います。
福井先生と次にお会い出来るのを楽しみにしています。くれぐれも体には気を付けてくださいね。
by 文京一期生 つちやひろき (2010-04-11 17:17)
前からブログを読ませていただいていましたが、初めてコメント書きます。
（ずいぶん前の記事なのに今になってすみません。）
私は目標を立ててもなかなか達成しない、めんどくさがる、三日坊主...
そんな調子で１年過ごしたら大変なことになっていました。
今、２年の授業が始まり、知識不足の分焦るのと
同時に勉強内容が楽しくなってきています。
ダメダメな今の自分を変えようとしている私にとって
先生の話はとても深く、心にじんわり沁みてきました。
尻の穴がちっちゃい私、穴を拡大していきます。
今度、先生とじっくりお話したいので
先生の時間が空いていそうなときにお部屋に
行くので、相手してやってください。
by 09B かつまた みづき (2010-04-24 01:02)
かつまたへ
どうぞ来てください。お待ちしております。捕まえてください。
by BENBEN7 (2010-04-28 07:59)