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メルボルンでの講習会 [理学療法]

 メルボルンで講習会をさせて頂きました。今回、講習会をするにあたり、Yoshie Asahara先生(http://www.ahappiermedium.com.au/)、(https://www.facebook.com/chudoclinic)にコーディネートをして頂き、何から何までお世話頂きました。私の本をお読み頂き、オージーにも浸透するはずだと考えて頂き、実際にこのように講習会をさせて頂くことは本当に本当にありがたいことで私にとっては貴重な経験でした。講習会は今まで海外でさせてもらった時と似たような感じで、講習会開始時には、「この日本人ごときが何かできるのか」という雰囲気を感じましたが、実技が始まれば、日本でやっているのと同じように何とかなったと思います。
 そんなことよりももっと大きかったのは、オーストラリアで勤務する日本人理学療法士にも2名お会いすることができました。こちらに大学院に来る人は大勢存じ上げておりますが、学部から入学してこちらの資格を取得している人は知りませんでした。今回お会いした、江戸英明先生(http://ameblo.jp/yume-elephant/)、(https://www.facebook.com/hideaki.edo)は、日本のPT免許を取ってから、オーストラリアで改めて学部に入学してCurtinを卒業しそのままパースで勤務されています。わざわざメルボルンまで来ていただきました。こちらで勤務されている姿とそのお聞きしたプロセスに本当に感銘を受けました。また井上勝裕先生(https://www.facebook.com/katsuhiro.1)は若い時期にマレーシアで生活し大学を考えるにあたって、メルボルン大学に入学、卒業されてこちらで勤務されています。こういう逞しい日本人理学療法士が海外で勤務していらっしゃるということは私にはとても大きな衝撃でした。私のことではないのですが嬉しいことです。もう少し私も頑張る勇気を頂きました。
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初めての Webinar  [理学療法]

今日は自分にとっては新しいことが実現できた記念すべき日となりました。Pro Sports Aademy というイギリスのPTの団体からの依頼でWebinarでのワークショップを開催することができました。ライブにてイギリスで36名のPTが視聴してくれましたWebinar自体も初めてでしたが、プレゼンファイルを開いたり、ライブ画像でのデモ、Q&A は大変楽しい経験となりました。ネットをはじめとした環境が不安だったため、ジャパンライムのスタジオでテクニカルアドバイスを頂きながらの開催となりました。カメラワークやデモのために学生も来てくれて、大学の研究所からも応援を頂き、開催することができました。これは、新しい形の一つになるかもしれないと思いました。秀島社長はじめジャパンライムのテクニカルアドバイザーグループ、大竹先生、学生の協力に本当に心から感謝いたします。Pro Sports AademyのDavidはイギリスのプロラグビーチームのトレーナーですががが私の著書を読んでくれたため実現したということは英語版の書籍を出版したことが無駄ではなかったと感じております。今年は何かイギリスに縁があります。
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イギリス講演 [理学療法]

浪花節です。自分自身の残った人生は、日本の理学療法士のからの海外に向けての発信を行いたいと数年前から思っておりました。私の存じ上げている何名かの日本の優れた理学療法士の技術は、私の目が節穴でなければ、世界どこに行っても一流だと思っております。海外留学もすばらしい経験ですが、日本に帰国して自分のオリジナリティに展開できなければ、少し寂しいものになってしまうと思っています。そのためには、新たなものを産みだす力が必要だと思っています。私の周りにもそういう方がいらっしゃいます。本当に力のある人は、誰かの方法の継承だけではなくその方独自のお考えがあるということではないかと・・・。これからは、外国が良い、日本が悪いという時代ではなく、海外も日本も無くなっていき、良いものが良い、という当たり前の時代に入っていくのではないかと思います。留学だけで鼻を高くする時代ではありません。ただ海外での本物を見分ける目を持つ経験は貴重だと思います。そのためには、隣の県にいくのと同じ感覚で海外に足を運び自分の入れ物を大きくする必要があるのではないかと強く思っております。これからは英語ができることが特技にはならなくて、英語ができないことが欠点になっていく気もしています。ということで、何かしら突破口を広げようということで、皮膚テーピング英語版発行に伴い、イギリスで講演することになりました。
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いろんな人を引きずり出して巻き込みたいと思っています。

文京学院大学保健医療技術学部理学療法学科卒業生研修旅行企画案ver1 [理学療法]

文京学院大学保健医療技術学部理学療法学科卒業生研修旅行企画案

目的:新たな視点を持つことでFrame of Reference(尻穴)を広げること
日程:2016年2月もしくは3月
場所 スイス バレンスクリニック
(Switzerland,Kliniken Valens - Rehabilitazitonszentrum Valens)
1.研修内容:研修費が4万円程度:徒手理学療法および慢性痛講習会1日(長谷川 淳先生)、中枢神経系理学療法講習会1日(バレンツクリニック理学療法士、通訳あり)
2.研修後:修了書発行(英文)されます
最少催行人数:10名
最大催行人数:20名
航空運賃、宿泊費、観光などは現在検討中(大学GSIグループから旅行会社に打診中)後日募集開始します。

本学担当:文京学院大学GSIグループ
相手方担当:スイスバレンツクリニック卒後教育センター
帯同教員:福井

WCPTにて [理学療法]

WCPTにて思うことがありました。日本人が発表している内容は、海外と引けを取るとは思えません。これは今まで参加したPT関連の世界学会同様です。しかしながらどうしても、海外での発表において言葉の問題から実際のディスカッションには至っていないケースが本当に多いように思いました。日本人だけがやけにポスターが多いのがどうしても解せません。完全に日本の発表についてはポスターに押し込められていると感じました。ほとんど議論がなくても、海外で発表したということになっている現状をみると情けなくなりました。内向き、小さなグループ内での上下関係、人のやったことを自分でできるようにすることが目標 という今迄感じたことを再び感じました。日本人PTの海外発表はこのままでは意義が薄く感じます。オープンに、人のことも認める態度がなければ、島国日本はいまだにボーダーレスになることはできないように感じました。海外から招聘した外国人のセミナーは質が高いものが多いと思いますが、それと同じくらいこれからは日本人が海外に行って発表、講演、セミナーなどをする必要があると強く感じました。
WCPTに来て発表している人は志高い方が多いのだとは思います。しかしこのままでは数だけ多くて質が伴わないのが日本のPTだと言われかねません。若いPTの方々、本物を見る目、創造性のある仕事をしなくてはならない時代に完全に入っていると思います。このままでは駄目です。
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Skin Taping has just been published. [理学療法]

My new book named "Skin taping" has just been published. You can check it only Amazon Japan.

http://www.amazon.co.jp/gp/switch-language/product/4895905195/ref=dp_change_lang?ie=UTF8&language=en_JP

Guiding skin to the direction of where it moves during the movement is effective for the improvement of pain or decreasing of muscle tone. This book contains full of the knowledge for skin
movement and useful techniques of the skin taping for the clinical practice. Skin taping is effective for increasing and limiting range of motion (ROM), facilitating and inhibiting muscle activity, postural
control or gait control.
Clear pictures and instructions of each technique allow you to understand and follow the information
provided in this book.
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学生へのメッセージ [理学療法]

全国で臨床実習中の日本中の学生さんへ
特に 文京学院大学 学生は読んで!! 「臨床実習サブノートより」
是非参考にしてください。私が書いた分です。

1 はじめに       
 臨床実習が終了して大学に帰ってくる学生に合うと、実習に行く前に比較して数段成長していることを実感します。その中でも特に対人能力やメタ認知の向上を強く感じます。様々な環境でそれぞれ異なる実習を行うにも関わらず、このようなことが生ずることは不思議でもあります。近い将来自分が実際に仕事として行うことを、体験することが強くイメージされ、漠然としていた将来像が薄っすらと見えてくるのでしょう。ほとんどの学生が実習指導者に影響を受け、中には一生のモデルとなるケースもあります。教育機関が違っても臨床実習に関しては指導者も同じ道を通過したことで共感を生むことも多いと思います。さて昔も今も変わらないのは、学生は臨床実習をさせて頂いている立場であることです。そのような中で臨床実習において、学生の陥りやすいことを挙げ、その中から、臨床実習における心構えを中心に、「学生へのメッセージ」を述べさせて頂きます。
2 学生の陥りやすいこと 
 臨床実習は、強い緊張感の中で開始されます。実習指導者や担当症例との出会い、初期評価などをするうちに、知識や技術の不足を感じ、自分の知識、技術、態度の中で「うまくできない」ことを強く認識させられます。臨床経験の長い指導者から見れば、うまくいかないことは当然なのかもしれません。自分のしていることを第三者的にも見る能力があれば、落ち込みは少ないかもしれませんが、多くの学生は全てが精一杯になってしまい、自分のできなかったことを過大に感じる傾向にあります。しかしながら、この落ち込みは実習生誰でも感じることのように思います。「うまくいかない」ことは徐々に改善すれば良いのであって、それが臨床実習中に行う重要な「実習内容」でもあります。うまくいかないことをバネにすればよいのです。しかしながら「うまくいかない」ことが、自分の知識や技術の問題だけではなく、徐々に「自分自身がいけない」のだと思ってしまう場合があります。自己嫌悪です。自分の良くない所ばかりを集中してみてしまい、その程度を強めることもあり、徐々に臨床実習機能不全に陥ります。でも良く考えてみてください。あなた方はまだライセンスがありません。見習い状態です。
 私は良くスポーツを例に出します。例えば、初めてバスケットボールを触ったとします。硬さや弾み方に驚きます。シュートが初めから入る人はいないでしょう。ですが、初めからシュートが決まらないからと言って落ち込む人がいるでしょうか。通常は、どうやればシュートが入るようになるのかについて、「考え込む」のではなく「練習」をするはずです。、またこのことを当然だと思います。ダイビングでは、予め講義やビデオを見て学習したら、実際にスーツやマスク、フィンを装着して実技に入ります。ビデオを見ただけではライセンスも取れませんし、実際に潜ることなしに、ダイビングの楽しさも分かる道理がありません。全く同じように、スキーの教則本をいくら熟読しても滑れるわけではありません。滑る感覚、体重移動の方法についてはやってみないとわからないはずです。そのため何度も転びます。そして立ち上がっては転び・・・と繰り返して徐々に上手くなっていく。このような体験をしばらくしてから再び教則本を見ると、「書いてあったことはこのことか!」と合点がいく事はあるでしょう、また再びこの理論書が参考になることがあることは頷けます。ゲレンデで転んだ時に、「何故転んだのか」考え続けていても仕方ないのです。トライアンドエラーを繰り返しながら身に付ける必要があるのです。
 臨床実習も多くは同じではないでしょうか。実習から帰宅し、自宅の部屋の1か所を見つめて、「何故自分はできないのか」「自分には向かないのかな」と考えるだけで、できるようになるはずがありません。重要なのは「練習」すること、理学療法の実習生の具体的行動とすれば、「調べる」「練習する」「考える」などであり、「落ち込み続ける」ことが解決に至ることはありません。初学者の落ち込みの多くは、無意識のうちに「自分にできるはずだ」と考えていたことに起因するか、あるいはそのようなイメージがもともと無かった場合もあります。
 長年、スポーツをしてきた人が今までと同じようなプレーができないときに、その原因分析を詳細にすることは必要に思います。ですが、臨床実習はまだ初学者がほとんど実務を積まないまま、学校で修得したとされていることを現場で初めて応用する場面ばかりです。前述のようにできないものをできるようにしていくことが臨床実習であり、進歩発展することを要求されています。落ち込むなら何か一生懸命してからで良いのです。臨床実習中は、まだ落ち込むほどやっている状態ではありません。落ち込むならやるべきことをしてからからにしてください。
 また臨床実習中に指導者や他のスタッフ、担当症例あるいはその家族に自分がどう思われるかは多くの実習生がエネルギーを使う部分だと思います。多くの実習生が人に良く思われたいと思っています。しかし他人にどう思われるかというエネルギーを使い続けると、本質的なことへの焦点が外れてきます。また人前で緊張する傾向が出てきます。実習中に人前で緊張するなと言っても難しいと思いますが、そのことを自分で感じることが部分的にでもできれば、「あれまたやってしまった」と気付く。そのような気付きを何十回もするうちに、「人前で緊張するだけではない選択」もあるということに、少しずつ移行するものだと思います。実習指導者に質問された内容に答えられない場合にも「習っていない」、「実はそう思ってました」と言って自分の立場を守ろうとするのも同じ傾向のように思います。
 さらに、落ち込んでいるときには、自分の事ばかり考えてしまいます。とても他人のことにはエネルギーを注げないと考えてしまいがちです。ですが、皆さんの仕事はそうではありません。そのことに気が付けるか、またその時期が一体いつ訪れるか少し考えてみましょう。
3 ではどうしたらよいか     
 自分のことばかり考えている自分に気がつけば、他の人の力を借りる選択も思い浮かびます。学校の教員、友人、家族その他あなたの周囲には多くの人がいます。現状の話をするだけでも気が楽になることは多いです。自分の力の限界を感じられるのは大切なことなのです。
 またこのように自分に内向き思考になっているときには、他人に小さなサービスをすることは有効です。家族にお茶を入れる、友人の話を傾聴する。スタッフルームの掃除を自分からする、など何でも良いのですが、他人に向かう事をすることは機能します。静から動へ、内向きから外向きへ少しずつ始動する。自己嫌悪をしていたら、一旦止まってそのことに気付いた自分を褒めてあげてください。実習中にすることは兎に角、行動であって欲しいと思っています。何と言っても臨床実習では対象症例がいるわけですから、その方にとって有益なことを考える。自分の事より他人を優先させる事ができる瞬間があればこの泥沼状態から抜け出せます。
 落ち込んでいることが認知できるのであれば、それを止めるのが合理的です。しかし簡単に止めることができない人も多いと思います。そのために実習中の必要な具体的行動を行うことが必要です。「調べる」「練習する」「考える」などです。落ち込んだままの状態で良いので、これらの行動を起こすのです。
 実習ではコミュニケーション能力が不可欠だと言われます。コミュニケーション能力というと漠然とするかもしれませんが、「聞く、話す、見る」能力と言えばわかりやすいかもしれません。あるいは難しい問題ほど細切れにすると良いことがあるように、その瞬間、瞬間に「しっかり聞く」、その瞬間に「しっかり話す」、「しっかり見る」ということを行うようにしたらどうでしょうか。
 さて実習指導者も人間です。理学療法のあらゆることを分かって実践している人はいません。さらに人間的に崇高な方は多いと思いますが、年齢を経ても人間的な成長に乏しい人も残念ながらいます。実習指導者が理想的な人であればラッキーですが、そうで無ければ自分の成長のチャンスだと思って、良い所を取り入れれば良いのです。あるいはその方々も成長の途上を歩んでいると理解しましょう。皆さんは学生である前に人間として正しいと思うことを判断することが重要です。臨床実習中は人としての成長に結びつく事がほとんどだと思いますが、まれに理不尽なことが無いわけでもありません。この判断に窮したら即座に信頼できる教員などに相談することが重要です。また自分が実習指導者、担当症例に良く思われたい気持ちは誰でもありますが、そのことが自分の行動にストップをかけてしまうと実習機能不全に陥ります。周囲環境が自らの行動に影響を与える事は当然ではありますが、ここは分けることが重要です。自らがコントロールできない事に対してエネルギーを使う事やそうした自分の傾向を知っておくことは大変重要だと考えられます。天候に左右されて実習に行く気持ちが起こらないというのが良い例です。天候は皆さんの制御不能事項です。そのような事項に左右されていたら、自分自身の制御は困難になります。実習環境も制御不能事項です。エネルギーを注ぐのは制御可能事項にしましょう。つまりは自分自身のことです。
 実習訪問の際に、指導者から「この実習生は良いPTになりますよ」と言われたことがあります。その理由を聞いたら、「誰も見ていないところで担当症例だけでなく、他の人の靴や車椅子を整理整頓してくれている」「指導者に評価される事がこの実習生の行動の原動力ではなく、自分以外のものに力を使う事だから」と言われたことがあります。
 実習指導者が実習生を注意する場合の多くは、実習生に変化を期待しています。問題は変化です。未知の事項であったのであれば、調べて自分で理解するということ、態度の問題の指摘であれば具体的にわかる態度の変化が期待されています。反省をしつづけることを期待されているのではありません。このところは非常に重要だと思います。私はいつも学生に「反省は深く短く30秒」として31秒目からは人が変われ!と。その際の「変化を起こす行動」が鍵だと思っています。実習生も落ち込み続けることが得策ではないことは分かっているはずです。しかしそのようなことを現実的にはしてしまっている自分との乖離に気付く力が重要なのです。
 では具体的行動としてどのようなことを行ったらよいかについて述べます。、具体的には表1のようなことを薦めます。稲盛1)は利己主義から利他主義への転換を人間としての成長課題に挙げています。実習中は自分のことばかり考えてしまうのではなく、症例のことを考えることが、自他共に有益なのです。
 また実習中は常に新しいことの連続です。新しい事が自分でできるようになる喜びを感じて、少しずつでもできるようになりつつある自分を褒めてあげてください。新しいことが可能になる事は自らの成長と深く関係していると考え率先して新しい事を選ぶようにしましょう2)。
 ケニーマクドナルド3)は「意思力」を強く持つ事の重要性を説いています。そのためには今の自分の状態に気付く力、すなわちメタ認知が強く関係すると考えられます。メタ認知はこの職業にとって不可欠な力4)ですから実習を通して自分の状態をチェックすることも重要です。指導者に褒められたら嬉しい、注意されたら落ち込むというだけでは、環境に常に左右されている事になります。少しずつで良いので環境に左右されるだけではない、自分自身の意思力を築きあげることが良い臨床実習につながると思います。メタ認知能力が少しでも上がれば、症例の問診中に「この方が本当に言いたい事は何なのか」に気づくことが増えるはずです。
5 おわりに
 私が今までに出会った優れた臨床家は、ほとんどの方が謙虚です。この先生方が今までに落ち込むことが無かった方は皆無だと思います。自分にできないことが多いことを知ると謙虚になるのかもしれません。しかし理学療法の実習は成功体験を掴み取るまでにややハードルが高いのかもしれないと思うことがあります。具体的に何ができれば自分が進歩しているかについて、明確な判断基準が明示されていないことがその理由かもしれません。また運動機能そのものが未だに解明されていないことが多い中で評価や治療を行わなくてはならないからだとも言えます。自分の評価や治療が奏功する実感を感じ取るまでには、恐らく数多くの失敗の経験が必要にも思います。薬の処方とは異なり、ある症例に対して行う理学療法が、全く同じにはなり難いこともその理由であります。これは理学療法全体の問題であって、少なくとも実習生の問題ではありません。そのような曖昧な部分がある中でも、症例に対して向き合うことが、一回り大きな人間になれる事だと私は信じています。
 さて本年は日本の理学療法が始まってから半世紀が経つ記念すべき年です。プロスポーツのように世界で活躍する理学療法士、あるいは日本から世界に発信する理学療法士はまだまだ少ないと思います。この50年は欧米からのリハビリテーションの輸入時代であったと言っても過言ではないと思います。しかしながら、これからは、皆さんが理学療法の質を高めるために活躍してもらわなくては困る時代に突入しています。世界は身近になり、ボーダーレスになっているのです。卒業したらどんどん世界に出てください。自分の視野を広げずに、いつも同じ人とばかり会話をしたり、自分の身分保全にエネルギーを使うのは無駄です。仕事を初めて同僚と比べて少し担当症例数が多いなどと小さい事の愚痴を言っていれば、尻穴が狭くなってしまいます。本物を見分け、自分の枠組みを広げて欲しいと心から思います。理学療法はエネルギーの向けどころを自然に他人へのベクトルに持っていける素晴らしい仕事です。そして臨床実習は入り口の入り口です。落ち込むなら練習だと思って・・・・・・・・・・

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スポーツマネジメント研究所主催講習会 [理学療法]

第10回、第11回のスポーツマネジメント研究所主催講習会の日時が決定いたしました。
詳細については後日お知らせいたします。

熊本保健科学大学 [理学療法]

遠い、府中の時代の先輩からお呼びが、かかり熊本まで行って参りました。山元先生だけではなく、同級生の高本まで来てくれました。ありがたいことです。冬のミカンの生産者、早苗ちゃんも、、、皆さん丸くなりました。。またもや、橘木もきてくれました。

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大分ACTIVE STEP Part3 [理学療法]

2年ぶりの別府。温泉地で暖かく、さらに人がまた暖かい。河野先生、いつもありがとうございます。
そして、この悪党も来てくれました。帰りは787の影響でしょうか。機種変更になり、前の席だったので国際線仕様ビジネスクラスで快適でした。尻にもGOOD! 飛行機降りてから家まで30分とほぼ記録タイで、楽に着けました。
橘木、井出先生、武内先生、紙谷先生 ありがとうございました。

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