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労働ビザ(その2) [カナダ]

 今までカナダで研究者ビザを取られた方は多くが国境申請をされています。これは書類一式持って、いきなりカナダの空港で申請するというものです。入れなかった人もいます。入れないと帰るしかないわけです。というある意味恐ろしい方法です。これを回避するには、あらかじめ労働ビザ(Work Permit)を取ればよいわけです。そしてカナダ移民局の日本からの申請はかなり短時間でとれるとなっています。このあたりからが少し複雑です。やはり60年近くも日本で育っていることがどういうことなのかを知ることになります。簡単に言うと、やはり日本はすごい国です。まずはパスポートが強力です。多くの国へはビザなし渡航可能ですし、何となく役所がやっているんだから、1,2,3って確実に進む「はず」だって思うところがどうしてもあるんです。Diversityの受け入れが日本人にも人としての成長にも必要なんだなって感じております。Western大学はLMIAexemptの申請を移民局にして(つまり、日本からの研究者を受け入れるけど、こいつには給料も払わないし、家賃も提供しない、アカデミックな受け入れで、少ししたら帰るから大丈夫だ証明)くれたおかげで、Employment Numberというものがついてきます。これで、とんとん拍子であっという間にビザが下りている人もいますし、何か月も待たされて、却下になっている人もいるようです。個別情報だからわかりませんが、渡航証明というPolice Certificateを要求される人も最近では増えているようです。ワーホリでも同様のようです。私も警視庁で取り(2週間)、開けると無効と書いてありますが、中身を送れとなっている(笑)。今から封筒を睨んで中身を判断する力をつけるのでは間に合いません。さらに私は臨床の可能性もあるので検診もしろと言われ、東京のある病院でいたしました。これ東京と神戸にしか指定病院がないので、そこまでいかなければならない人はこれで確実に2日必要です。でも当惑した一番は、往復チケットの予約です。ビザおりてないのに、飛行機の予約?という大学の決まり。 私はカナダ3回目ですが、日本のパスポートを有している方で観光に気軽に行けるのは実はすごいことなんだとはじめて理解しました。物事には順序があって既成概念を飲み込んでいるだけでは強く生きていけないのだという極めて当たり前のことを学んだ気がいたしました。ネットにはいろいろな情報が書かれていますが、ジャッジする力が必要だというこれまた当たり前のことを学びました。これらのびっくり体験は尻穴拡大に貢献したのかは、また次に・・・
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