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創造性 [カナダ]

新学期前の大学は人も少なく日本から持ってきたデータ整理をやっておりました。しかし自分の意図とは異なり、まったく結果が出ませんでした。1日落ち込んでやる気を失いましたが、翌日から、あまりに悔しく「何故か」を考えていましたら、新しいことが分かってきて、急激に気持ちがポジティブになりました。自分でも勢いに乗って別のデータ分析開始から2日で抄録まで書くことができました。研究の中に鼻くそ程度でも新しいことがあると気持ちが上がります。自己評価はジェットコースターのように上がり下がりするのですが、この度FBで連絡して頂いた、何名かPTの方の“悩み相談“もさせて頂きました。私に悩みを打ち明けてくださる方は今まで例外なく、かなり積極的に何かをされている方ばかりです。何かをしているからこそ、さらにすべきことが産まれてくるようで、「相談」が終了した後はむしろこちらの方が清々しい気持ちになってしまい、ありがたく感じております。これからのご自身の将来についての話が多く、「何かを創りだす」のが人生だとすると、この活動的な方々(40歳台の方がほとんど)はまだやることがあるということと、ご自分の将来という問題については、何歳になっても大きな課題なのだと教えて頂いているようなものでもう誰の相談かわからなくなっております。創るというのは難しいことなんですね。理学療法の書籍でも、本当に創造的なものというのはそれほど数多くはないように思います。読み手のリテラシーが、必要な時代になってきているのかもしれません。会津八一が、「日々新面目あるへし」と言っていて、常に新しくなくてはならないと言っているのですが、これは、本当に簡単なことではありません。相談に乗らせてもらった方々のように40歳代になると、「ご自身の人生」が浮き彫りになるから、創造的に過ごしたくなるのかなと思います。私が最初に就職した病院に、入谷、山口という化け物がいて、この感性で創造性にあふれた仕事をしていた人が身近にいたのは今更ながら奇跡かと思ってしまいます。私にとっては亡くなってしまわれた脇元先生とともに創造的化け物の双璧です。
リンダ・グラットンの LIFE SHIFTにあるように、定年後の長い時間をどうするのかは私にとっても大問題です。クラゲの研究をされていて京都大学を退官された先生が、定年後に自費でクラゲ研究所を創って小学生にクラゲの魅力を教えている姿をTVで見ました。動かされるものがありました。こういうことができるといいなと感じました。人の研究や臨床をなぞるのは自分には向かないということも良くわかってきました。カナダの滞在も、定年も、人生も皆終わりがあることが体感できるから、今やることが明確になる気がします。20代、30代のうちは、まだこの先ずーっと時間があると思いますもんね。「研究の新規性」や「臨床への還元」は他人の評価から抜け出て、自分で納得できる段階に練り上げることができれば一番いいのでしょうね。自分の行先を判断するには、メタ認知や自己制御に加えて、何をすれば楽しいかを感じられることも大切に思えます。カナダはあと3か月切りましたが、まだこれから5組の異なる日本の方がカナダ滞在中に訪ねてくれます。いろいろと話をするのが楽しみです。
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