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労働ビザ(その1) [カナダ]

 ブログは1年間ほったらかしにしておいたのですが、これからこんな生活はもうなくなるだろうと思うので自分の備忘を兼ねて再開します。出国が慌ただしく挨拶ができなかった方への報告と今後在外研究や留学を考える若い方々の参考(実際私も他の先輩方のブログ記事が最も参考になりました)になれば幸いです。
 昨年度秋に在外研究の承認を大学からもらうまで:一体どこの大学にしようかと考えたのですが、私が一番やりたいテーマ「皮膚」に関して、理学療法の世界でやっている外人はもちろん少ないのですが、その方たちはすでに知り合いで大学関係者がおりません。そうなると、「大学関係で運動器」ただし、臨床に非常に優れていれば恐らく臨床だろうから、これまた見当たらない。結構悩みました。広島国際の木藤先生、そう今の運動器の親玉の坊さんです。いくつか紹介してもらいました。それから京大の建内先生にはいかれていたWashington大学、あるいは今まで行ったことのあるオーストラリアとか考えましたが、そのうちに「誰も知りあいがいないところ」という気持ちがふと浮かんできました。何となくですが、その方が素で受け入れられるだろうし、チャレンジになりやすいからと思って、あちこちのHPを探して、ピンと来たのが今回のWestern大学でした。運動器の教授は3人いて少しずつ違うテーマやっているみたいだし・・・。あちらのLOI(Letter of Invitation)を取るにいは結構いろんな書類が必要です。研究者のビザはどの国もそうだと思いますが、観光ビザの期間を超える期間であれば労働ビザが必要になります。ワーホリや学生ビザもそれぞれ大変ですが労働ビザはやはり一番大変で、アメリカのように研究者のくくりが明確な方が取りやすそうに思えました。こいつはかなり勉強になりました。その該当する国民の労働機会を私のような外人が行ってとってしまうことを防ぐために私の場合はカナダではLMIAexemptというものにあたり、そのために学位記、大学卒業証明、私のPTの資格なんて35~36年前の府中の卒業証明なんて取れるのかな?と思いましたが、すべて英文で頂けました。府中の成績証明は「科目の英語名が実は決まってないので少し待って」と言われたのですが、成績証明まではいいだろうということで卒業証明と学位記を取ることでまずは10日かかりました。最初はカナダ移民局のHPを行ったり来たりして調べておりましたが、日本のカナダ大使館はこの仕事を日本国内でやっていないこと、そのために場合によってはフィリピンにパスポートを郵送すること、などの良くわからないことが山積してきて、気の短い私(これが後で影響します)は、素人では難しそうだから、専門の代行業者に頼もうとなり、さっそく契約をいたしました。それから大学にあちらのLOIをもらうための書類を準備していもらい始めました。収入証明、在外研究中も職を保証されていること、大学の履歴、中でも自作しなければならないCV(curriculum vitae)はかなり大変です。そもそも私の昔の論文なんて英語タイトルなどないし、書籍に至っては、ひとひねりしたタイトルだと英語でなんて言えばよいのかってことでこれが一番時間かかります。他の国の研究者のCVも見ましたが、そんなちょっとしたこと書かないでもいいんじゃねーと思うような小セミナーでも書いている人が多かったです。量なんでしょうね。私は、書籍は何とか英語に無理やりしましたが、論文の古いのは、その他何編として力尽きました。若い方で海外に出る機会を持ちたい方は、今のうちからしっかりとしたCVを作成してください。ではまた
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